紙の知識や雑学も知っていれば面白いし役にも立つ

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はじめまして。

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

このブログに訪問頂きありがとうございます。

このブログでは管理人が製紙会社で
技術者として16年間勤務した経験を

活かして紙に関する
知識や雑学を語ります。

このブログにたどり着いたということは、
たとえばプリンタ用紙ってプリンタごとに

専用紙があるんだけれど
何が違うんだろう?

というような紙に対する疑問を
もう少し詳しく知りたいとか、

ラミカを作る時にはラミネートするんだけど
どんな紙を選べばいいんだろう?

などと色々と検索されて
辿り着かれたかもしれません。

そしてそんな紙に関する本音の情報を
知りたいということかと思います。

もしもそういうことならば、
製紙会社に勤務していた

自分だから語ることが出来ること、
特に自分が関わった紙に関しては、

うわべだけではない本音について
お伝え出来ると思います。

例えば、紙についてこんな疑問を
感じたことはありませんか?

  • 紙にはどうして酸性や中性の
    違いがあるんだろうか?
  • 紙は本当にリサイクル
    されているんだろうか?
  • 紙の表面はザラザラしたものから
    ツルツルしたものまで色々あるのは
    何故なんだろうか?
  • 古紙パルプとバージンパルプのコストの
    違いは実際のところどうなのか?
  • コート紙とマットコート紙は製造方法
    としてどんな違いがあるのか?
  • 紙の黄ばみを改善する方法とパルプを
    漂白する工程は類似しているのか?
  • 紙は品種によっては、食品に
    触れても大丈夫かどうかという
    安全検査をしているのか?

など。

こういう疑問に対しては、ネットで調べれば
専門的な解説は出てきますが、

内容によってはその場を見たり
近いところにいた人間として、

感情的な理由や社会的な
背景ということも併せて

お伝えできるのではないか
と考えています。

どういうことかというと。

「酸性や中性の違い」の話であれば、
現場で操業している人たちからすると、

中性抄紙というのは酸性抄紙と
比較して管理項目が多く手間がかかり、

一旦マシントラブルが出始めるとリカバリー
するのが大変な抄紙方法なんですね。

だから、品質から考えると中性抄紙に
メリットは多くても、設備変更が必要だとか

技術的な難しいということと併せて
操業現場の感情を納得させる必要があり、

なかなか酸性抄紙から中性抄紙への
切り替えは進まなかった。

しかしその一方で、印刷品質の向上により
コート紙が増えそのリサイクルをするためには
どうしても中性抄紙化を進める必要があった

(これには紙に塗工する時の塗料の成分である
炭酸カルシウムという薬品が関係してきます)、

というような内容です。

こんな感じで、知っていたらちょっと
自慢できるような知識とか雑学を

表面に現れている現象の説明だけではなくて、
本音の部分まで伝えたいと考えています。

紙の知識や雑学の中で知らないことは実験!

 

水濡れした紙を修復する方法

 

元製紙会社社員とはいえ、紙に関することを
なんでも知っている訳ではありません。

だから、これは本当だろうか
というような情報に関しては、

出来る範囲で実験もして
みようと思っています。

たとえば濡れた紙のシワをとる方法とか、
丸まったポスターを真っ直ぐに直す方法とか、

ネットで紹介されている方法は本当に
効果があるのか、というようなことです。

それ、自分でもできるのかという
本音の部分が知りたいじゃないですか。

だからここではうわべのことではなくて、
本音はどうなのか、分からないものは

分からないとして、本当のところどうなのか、
ということを紹介したいと思っています。

紙だって開発や品質改善されていることを知ってほしい

 

コート紙 品質ポイント

紙なんて身近な物だし今更新製品の開発なんて
なにがあるの?なんて思うかもしれませんが、

実は長い時間の中では徐々に品質は
改善され新商品も開発されています。

たとえば、インクジェット用紙。

自分が製紙会社に入社した
当時は今のようなインクジェット

プリンタがありませんでしたから、
インクジェット用紙もありませんでした。

しかし今は、写真のような印刷が
できるインクジェットプリンタと

光沢インクジェット用紙が
開発されています。

インクジェット用紙は分かりやすい例ですが、
何も変わっていないように見える新聞用紙

でさえ紙は以前より軽くなり、古紙配合率は
高くなり、中性抄紙化も進んでいます。

紙が軽くなる、古紙配合率が高くなる、
中性抄紙化、というのは製造からすると

デメリットが大きいのですが、そんな中で
ユーザーに違和感を与えないように
品質を維持しているということです。

IT技術のような目覚ましい
進化ではありませんが、

紙も進化しているという
ことを知ってほしい。

これはかつて紙の技術者だった
自分がこのブログを書いてみようと
考えたきっかけのひとつでもあります。

どんな紙を使えば良いのかというアドバイスをさせてください!

 

コピー機 シール

 

最近はインクジェットプリンタや
カラーレーザープリンタが普及して

個人的に自作本とかコピー本を
作る人も増えてきました。

またネットでのオンデマンド印刷などを
引き受けてくれる業者も増えています。

ところが、自分で本を作ってみたいんだけど
紙のことはよく分からないと言う人もいます。

印刷屋さんに印刷を依頼するなら紙については
印刷屋さんに相談すればいいわけですが、

自分で本を作りたい時に
どの紙を選ぶか迷うわけですね。

こういう人のために、このプリンタでは
なぜこの紙を使わなければいけないのか、

間違った紙を使用するとどんな問題が
発生するのかということを本音で解説したい。

たとえば、チラシに使われているコート紙に
インクジェット印刷ができないのでしょうか?

というような疑問。

答えは「インクがにじんで印刷出来ません」
なんですが、そういうちょっと知識として

知っていれば防ぐことが出来る
トラブルというのも多々あるわけで、

そういう人に向けてのアドバイスも
できればと思っています。

紙コンサルトして伝えたいこと

 

コート紙とマット紙の違い

 

自分は元製紙会社の技術者でしたから、
紙がどんな風に開発され、改善され、

製造されているのかということを
ある程度知っています。

その上で、紙を使用する際に、この用途では
どんな紙を使うべきなのかをアドバイスしたい。

そもそもこの紙は何のために存在しているのか、
ということをユーザーが理解していれば、

間違った用途で使用して発生する
トラブルは回避できるのではないか。

その用途であればこういう紙を使って
こんな印刷や加工をした方がユーザーの

本当の希望に近づくのではないか、
そういう提案をしたいと考えています。

それでは、挨拶が長くなりましたが、
紙の知識と雑学を元製紙会社社員が

本音で語る紙コンサル、
これからもよろしくお願いします。

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